スペイン語初心者が技能検定3級に3ヵ月で合格できた独学勉強法を完全公開!1日90分の勉強で成果をあげる実例解説

スペイン語検定3級合格証書 スペイン語

2022年12月試験、結果は合格 

2022年12月、スペイン語検定3級を受験し、この度合格通知が届きました! 

スペイン語検定3級合格証書
スペイン語検定3級合格証書

得点は100点満点のうち75点、思ったより点が低かったのですが、ほぼ10年ノータッチであったスペイン語を3か月、子どもを寝かしつけてからやり直したと思えば、まずまずの出来だったと思います。 
毎日はできませんでしたが、週10時間程度は勉強したのでタイトルを1日90分としています^^

9月時点での私のスペイン語力 

試験勉強開始した時点でのスペイン語の「話す」「書く」は、初級程度。接続法はほとんど忘れて使えない状態でした。「読む」のは、時間をかけて語彙を調べながら、3級の問題を解ける程度。「聞く」だけは、断続的にNHKのラジオ講座を聴いていたのと、スペイン語圏に滞在していたことがあるので、3級程度ならまあ大丈夫かなという状態でした。

12月の試験までにやったこと 

先に言いますと、私は語学試験は、その時点での自分のレベルを証明するために受験しています。つまり、スペイン語の総合力を身につけるより、とにかく合格するのが目的でした。安くはないお金を払い、貴重な睡眠時間を削って勉強しているからです。スペイン語の総合力は合格してから、多読や多聴で肉付けしていくつもりでした。 

1.スペイン語通訳者のブログを読む 

スペイン語は時制と動詞の活用が複雑です。頭の中で整理できていなかったので何から手を付けていいか?という状態でしたが、親切なスペイン語通訳者の方が時制の説明や活用表をわかりやすくまとめてくれていました。有料級の情報を簡単に手に入れられるとは、なんと便利な世の中になったことかと感激しながら、ブログの記事をコピーしたり抜粋してメモしたりして、自分の中で大体の時制と動詞の活用の整理をしました。 ブログはこちら↓ 時制の整理に利用させてもらいました。

【スペイン語】動詞の「法」と「時制」 | 英語・スペイン語翻訳者の語学学習と翻訳と旅の話 (idiomas-idiomas.com)

2.3級対策に問題集を2冊購入 

頭の中で整理できたところで、こちらの問題集を始めました。 

ただしこの本はスペイン語検定が和訳と西訳の筆記の時代のものなので(現在はマークシート方式)、全部やる必要はないと考えました。問題集は下記の構成になっています。 

第1章 中級文法
第2章 西文和訳 
第3章 和文西訳
第4章 会話(二次試験)
模擬試験
回答集
単語集 

まず、第1章はA4用紙にほぼすべて書き写し、暗記しました。書かなくても見るだけでいいかとも思いましたが、この時点では、試験まで時間があったのでとりあえず全部書き出しました。 

単語など書き写したメモ
単語など書き写したメモ

第2章は、和文に訳して、未知の単語だけA4用紙に写し、こちらも暗記しました。 
第3章はパス。全くやりませんでした。 
第4章はリスニング対策代わりに、試験前1か月くらいは繰り返しかけ流していました。といっても仕事も家事もあれば子どもの寝かしつけもあるので、一日15分~30分程度です。
模擬試験の部分は西文和訳のみ解き、未知の単語をA4用紙に書き出し暗記。和文西訳はやらずに解答をいきなり読んで、未知の単語を A4用紙に書き出し暗記。 
この問題集で一番時間をかけたのは、単語集の部分です。26ページにわたってびっしりと単語が記載されています。一日2ページずつ、通勤時間を使って3か月かけて暗記しました。 

しかし、これだけではやはり動詞の活用が不安であり、試験1か月前に購入したのがこちらの問題集です。 

この問題集は文法の項目ごとに分かれ、1項目10ページ程度、18項目に分かれています。試験まで1か月を切り、時間がないので不安な項目のみ潰していく方法を取りました。9項目までは省き、10項目~18項目を解き、接続法を中心に理解を万全にしていきました。付属のCDは使っていません。何回か解いても間違えるところは、やはりA4用紙に書いて暗記しました。  

3.ディズニープラスでスペイン語の番組を見る 

これは完全に趣味であまり学習にはならなかったですが、試験3か月前くらいにディズニープラスを契約しました。私はマイルを貯めるためにポイ活をしているのですが、その時ディズニープラスを契約すればポイントがたくさんもらえるキャンペーンをしていたのです。
スペイン語版で観られる番組はあまり多くはなかったものの、エマ・ストーン主演の「クルエラ」を観て口語的な単語をメモしたり、ナショナルジオグラフィックの動物の生態に関する番組など観たりしていました。
好みによりますが、動物の生態に関する番組は、ナレーションがはっきり発音されているため、聞き取りやすいです。これについては量は少ないものの、印象に残った表現や単語をA4用紙に書き込みました。

4.昼休憩にネットで新聞記事を読む 

会社の昼休憩に、20分確保してPCで「20minutos」を読んでいました。これは約3か月続けました。 
20minutos.es | El medio social | Última hora, local, España y el mundo 

1記事20分以内に読めるということでこのような名前らしいですが、記事によっては長いものもあれば短いものもあります。International欄ではたまに日本の記事が載っていますし、知っているニュースが多いので、とっつきやすいと思います。単語がわからなくても、今のGoogle翻訳はとても優秀。新聞記事は一つの文章が短いので、コピペで翻訳すれば、たいてい正しい翻訳が出てきます。20分で読んだ記事の中で、5つぐらい単語をメモして、これも帰ってからA4用紙に写していました。結果的に、ここで覚えた単語が試験でとても役立ちました。 

実際の一週間の学習スケジュール 

実際の私の学習スケジュールは下記の通り。仕事との兼ね合いもあり、基本的に日~火曜は睡眠重視で夜間学習はしていません。また、寝落ちしてしまう日もありましたが、夜間学習する曜日はなるべく2時間していました。

 曜日                   学習内容    
月曜日往復30分の通勤時間で「スペイン語検定対策3級問題集」の単語集部分とA4用紙メモを見る
職場での昼休憩で「20minutos」を読む
火曜日往復30分の通勤時間で「スペイン語検定対策3級問題集」の単語集部分とA4用紙メモを見る
職場での昼休憩で「20minutos」を読む
水曜日往復30分の通勤時間で「スペイン語検定対策3級問題集」の単語集部分とA4用紙メモを見る
職場での昼休憩で「20minutos」を読む
試験3か月前~2か月前までは「スペイン語検定対策3級問題集」約2時間、一か月前からは「極める!スペイン語の動詞ドリル」 を約2時間
木曜日往復30分の通勤時間で「スペイン語検定対策3級問題集」の単語集部分とA4用紙メモを見る
職場での昼休憩で「20minutos」を読む
試験3か月前~2か月前までは「スペイン語検定対策3級問題集」約2時間、一か月前からは「極める!スペイン語の動詞ドリル」 を約2時間
金曜日往復30分の通勤時間で「スペイン語検定対策3級問題集」の単語集部分とA4用紙メモを見る
職場での昼休憩で「20minutos」を読む
試験3か月前~2か月前までは「スペイン語検定対策3級問題集」約2時間、一か月前からは「極める!スペイン語の動詞ドリル」 を約2時間
土曜日「スペイン語検定対策3級問題集」の単語集部分を復習。1週間に7ページ暗記するのを目標。1ページのうち80%頭に入れば次のページに進む。
土曜日は予備日として、「極める!スペイン語の動詞ドリル」で理解が乏しいところをやり直し1時間。
日曜日勉強せず早めに就寝。

終わりに 

以上、スペイン語検定3級を取得するまでにしてきたことを紹介してきました。メモしてきたA4用紙の量はこのくらいになりました。先ほど紹介した通訳者の方のブログを印刷したものも含むので、実際繰り返し使ったのはこれの半分くらいです。 

単語など書き写したメモ
単語など書き写したメモ

私は次回は2級を受験しようと思っているので、3級対策で省いたことを今度は全部やるつもりです。2級を受験したら、このブログでまた詳細をお知らせします。 

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